消耗するピアノの内部部品

ピアノを永く、問題なく気持ち良く使用する上で

問題になってくるのが、ピアノ内部の部品の消耗です

製造から20年から30年でおきてくる現象がスプリングコードという紐の断線

新品の時は白かったり(緑のコードなどもある)綺麗なコード(紐)が

茶色に変色してきて遂には切れだします

この影響で鍵盤が戻って来なかったりして弾けなくなる症状がでます

(下写真①のスプリングを引っ掛けてる茶色くなった紐)

切れる前に、一度にやると大変なので、20年ぐらい経ったピアノは

10本ごとぐらい7,8年掛けて交換してゆくように当方ではやっています

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(これを下写真②のように新しい紐と交換)

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調律しながら交換するので、一気には出来ませんが(写真③)

こんな風に年に数本交換してゆけば、また20年以上は安心ですしね

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(下の写真④)別のピアノですが、製造されて約30年のピアノです

10年近く放置されてたのもあり、ほとんどのスプリングコードが切れてしまっていました

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サイレントピアノ(消音ピアノ)の内部は掃除が大事です

近頃増えてきつつある消音タイプのピアノの内部です

先日ユーザー様の定期調律に行ってまいりました

ピアノアクションを外し、鍵盤を外すと下にセンサーがあります

このセンサーはプラスティックのような素材で割れも生じるので慎重に外す必要があります

なるべくやりたくない作業でもありますが

機械ものは、ほこりと湿気に弱いので、毎年の掃除はユーザー様の為に細心の注意をして行います

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横からみるとこんな状態になっています

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ほこりを除去したので綺麗でしょ?

鍵盤の下をようくみるとセンサーがありますが、わかりづらいかも

この鉄板の間を通過するスピードを検知して音量を変えてるんですよ

だから掃除はすごく大事です

 

サイレントも調整が良くなってきたので

おおよそ通常のタッチ感と遜色はありませんが

深く追求すると、あともう少し技術を進めていただけるといいな~

ただ音を出さないように、鳴る作業を止めるというのは

凄く難しい事なんだと思います

久々のピアノ鍵盤修理をやりました

あんまりやらない仕事ですが、鍵盤の表面の交換という作業をしました

古くなって、素材も縮んで木自体も少し変化したようで鍵盤が上下に入れ違ってたり

めくれそうな状態になっていたので、これは交換しないと弾き難いな~と思い

お客様も望まれたので何年ぶりだろうという作業をしました

(こんな風に上から見てDの鍵盤が特に前後してしまってます、縮んだのでしょうね)

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(横から見るとこんな感じで、めくれそうな気配もありでした)

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(こんな風に熱を当てて、剥がせるんですよ)

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完成しました。少し微妙にズレは残るな~鍵盤の木自体が少し変形してしまってるから

でも、パッと見た感じでは充分かと、、弾きにくい状態ではもうありません

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あとは納品してピアノにセットします。