ピアノ鍵盤蓋の塗装をしています

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暖かくなってきたので、久々にピアノの鍵盤蓋の塗装をしています

まだまだ、慣れない部類の仕事なので、色んな人に「どの塗料が良いとか薄めの割合とか」聴いた事を参考にして

最近、黒のPR剤があると聴いたので使っていますが、オレンジ色のものより僕には良いように思う

今回は下地がラッカーのようなので、ラッカー塗装しています

「とにかく焦るな!」という感じでしょうか、比較的穴埋めが旨く出来たので、少しづつ塗料を乗せてゆくつもりで

綺麗になるってやっぱり嬉しいもんですね~

この鍵盤蓋は数十箇所細かい傷があって、パテ埋めが大変でしたし

それだけに旨く行けば喜びも大きいです

 

 

些細な事のようで大切なハンマー傾き調整

ピアノの弦を打っているハンマーという木にフェルトの頭のついたピアノ部品

これが鍵盤を押すと弦に当たって音を奏でるものなのですが

本来は弦に当たる動きが真っ直ぐにピアノの前方に対して垂直に当たる必要があります

3本の弦に均等に当たるためであり、運動の力を100%伝える為でもあり

また長期の使用でハンマーの支点部に負担が生じない為でもあります。

長年の経過や湿気や温度変化によって下の写真のように

2番目のハンマーはやや左に、4番目のハンマーは右に傾いてしまっています

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これを、電気コテや技術者に寄ってはアルコールランプを利用して

ハンマーが垂直になるように補正します

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ほぼほぼ補正できたでしょうか

 

このハンマーの傾きはおおまかな話ですが、ピアノの経過年数が6,7年以上になると発生する可能性があります

些細な事のようですけど、基本的な最低限の条件を保つ作業ですので重要です

先日、20年放置のピアノを2,3万の修理で直せないかという風に考えて居られたお客様がおられましたが

調律も合わせてそんな簡単に行かないのは、こういう現象が起るからです

フレンジのコード切れや、フェルトの磨耗、金属部のさびが少ない状況であっても

修正しなければならない箇所は五万と生じています

 

ゆえに定期調律の必要性も勿論ですが、技術者が調律時にこういったチェック修正をしているか

技術者を信用するだけでなく、

出来るなら、お客様もピアノというものを理解し作業を注視していると良いと思いますよ